プロが見た宮城県の売却物件の魅力。
任意売却という言葉を知ったのは、私が不動産関係の会社の社長さんとあることがきっかけで懇意にさせていただくようになってからで、いまから十数年も前のことになります。
その会社の社長さんは宮城県の出身で、
売却に出された住宅(戸建て)やマンションを低価格で買い取って、それをリノベーションして新築同然にして売りに出す、
いわゆる不動産物件の再生を手掛けている会社を経営しています。
住宅ローンを組んで住まいを購入した場合、だいたい2年目か3年目で自己破産する人がローン利用者の10%はいるのだそうです。
返済不能になったそれらの物件が、任意売却や競売というプロセスを経て売却市場に出てくるというのが常です。
年末が近づいた10月近辺、転勤などの辞令が下りる3月の手前、2月近辺がもっとも任意売却件数の多い月だと言います。
不動産売買は、通常ではそれ専門の仲介会社や市場を通して行われますが、任意売却・自己破産が絡んだ物件は、それよりも早く、そうしたプロセスに入る前に買い取ることができるのだそうです。
そのノウハウをもっているのも、社長さんの強みで、たとえ賃貸アパートや賃貸マンションのような“賃貸物件”でも、1棟まるごと売りに出された物件を、1棟買いする案件も年に1回程度はあるそうです。
これまでは首都圏をベースにやっていた事業を、宮城県出身ということがあって社長さんに地元から声がかかり、東北地方の宮城県全域、仙台市内を中心に展開するということになりました。
宮城県は東北のエリアの中では他とくらべて都市機能が発達したエリアで、人々のライフスタイルは多様化・ビジネス化し、会社勤めのサラリーマンが多い地域です。
不動産査定などを行っていると、リノベーションをしなくても済むような新築同然のオシャレな物件も任意売却等で売り出されていることが多く、「まるで宝の山だ」と表現していました。
素人にはわかりませんが、東京の物件とは違った魅力があるそうです。
Categorised as: 任意売却物件の買取ノウハウ
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